ぎぎぶろ

ざれごとです

初めてスベった話

 

たしか小5の時

図書委員をしていた。

 

 

図書委員といえば休み時間などに、図書室で本のバーコード読み取って、他の生徒の本の貸し借りを手伝うのがメインの仕事であった。

 

 

 

もう僕の時代ですら、耳をすませばみたいな手書きの貸出カードは無かった。

 

まぁ仮にそのシステムがまだあったとしても、雫が僕のかいけつゾロリの貸出履歴に気づくことは無いだろうが。

 

 

 

図書委員のもうひとつの仕事に、低学年の児童に読み聞かせをするという仕事があった。

 

 

朝は読書をする時間として定められていた。その時間に高学年が読み聞かせをするのだ。

 

 

小5と小1.2なんて年齢差だけで考えたらほぼ、同じ様なものである。

だが、子供の成長速度を舐めてはいけない。

当時はこっちが範馬刃牙なら数学年上のお兄さんは範馬勇次郎に思えた。

そう考えると花山薫はよく勇次郎に挑んだと賞賛を送りたい。

 

 

 

 

 

自分で言うのもあれだけど、試行回数という点では僕は人より面白いことをしようとしているはずである。

 

 

人に面白いと思われることでしか自己肯定感を満たすことの出来ない愚かな人間だからである。

 

「ブログおもしろいです」って言われると結構嬉しかったりする。たまに当たり前だろ馬鹿が、と思ったりもする。

 

 

 

そして、そんな考えを当時11歳の僕は既に持っていた。

 

 

 

 

 

最初はみんなと同じように、ありきたりな絵本を選び、淡々と読み聞かせをし、さっさと教室を後にしていた。

 

逆に言えば、それ以上は求められていないし、やる必要性もなかった。

 

 

しかし、僕はそんな繰り返される日々にひどく飽き飽きしてしまう。

 

どうしたもんか、、次回の読み聞かせの本を探しながら図書室をうろうろしていると、とある1冊の本を見つける

 

 

 

 

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あらまっ!

という絵本である。

 

 

 

簡単に言うと

おばあちゃんと孫のお話で

孫が色々な悪さやイタズラをする度に、おばあちゃんが「あらまっ!」と驚くというのが繰り返される絵本である。

 

 

この絵本になぜか底知れぬ可能性を当時の僕は感じるのである。すぐに借りる。

 

 

 

そして次の読み聞かせの日。

 

いつものように低学年のクラスにお邪魔し、挨拶をする。

そして、『あらまっ!』を取り出す。

 

シリーズ化されている定番の絵本ではないため、おそらく初めて見るのだろう、教室の中の40人の目が僕の手元に集まる。

 

淡々と読み始める。

 

 

笑いは緊張と緩和の中で発生する。

山が来るまでは、いつものように、いつものように。

 

 

孫が悪さをした、

 

よし、このタイミングだ

 

 

「あらまっ!」

 

おばあちゃんを自身に宿し

突然裏声で大きく驚いたように読み上げる。

 

 

ボーッと聞いていた児童達は一瞬びっくりしたような顔をする。

そして、少しの沈黙の後「ハハハ」と笑い声が聞こえてきた。

 

 

 

手応えあり。

 

 

そこからは

あらまっ!

と発する度に笑いが大きくなる

 

もはや確変状態。超源Rush。

KOCのにゃんこスターである。

 

 

最後のオチのあらまっ!

を発する頃には教室中が爆笑に包まれ、

とても朝の時間とは思えないような空間がそこには生まれていた。

 

 

そしてかつてないほどの盛況を見せ、その日の僕の読み聞かせは終了するのであった。

 

 

その日から、あらまっ!旋風が始まる。

 

 

 

 

1.2年生の中では「あらまっ!」という、どちゃくそ面白い絵本があると噂でもちきりになり

 

 

他のクラスの子にも『あらまっ!』を読んでくださいとお願いされる。

 

読み聞かせした児童とすれ違うと

 

「あ!あらまっ!のお兄さん!!」

 

と指を刺される。

 

 

 

以降の読み聞かせでは

 

あらまっ!の表紙を見せるだけで

 

 

 

うおおおおおお!!

あらまっ!きたぁああああ!

 

と教室中が熱狂の渦に包まれる。

もはや教室ではなくフロアである。

 

 

僕もただ『あらまっ!』を読むだけでは飽き足らず

最初は他の絵本を読み、児童達に

 

(えっ…今日はこれで終わり…?)

 

と思わせたタイミングで

 

 

「今日はみんな、最後までありがとう。そしてこれからもよろしく。聞いて下さい、『あらまっ!』」

 

 

スっ

 

 

うおおおおおおおおおおお!!!

 

 

 

 

もう読み聞かせ会のTAKAである。

 

 

 

 

 

もはや、『あらまっ!』を出すまでもなく何の本を読んでも爆笑。

 

 

ゴムあたまポンたろう、でも

キャベツくん、でも

五味太郎の作品でもある

 

 

 

 

 

俺ってやっぱ面白いんだ

手応えが確かな自信となる。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして図書委員の任期も残りわずかとなったある日

 

 

 

完全に無敵のお笑いマシーンとなった僕は、

 

いつものように読み聞かせで『あらまっ!』を取り出す

 

 

 

 

 

この1年で何十回も読んできた絵本ということもあり、

 

既に全てのページのセリフを暗記している。

慣れてくるとアレンジやアドリブなんてものも入れたくなる

 

僕は読み聞かせ会の玉置浩二である。

 

 

 

 

あらまっ!

 

 

はい、爆笑

 

 

 

 

あーらまっ!

 

 

 

はい、爆笑

 

 

 

 

最後のオチ

 

 

 

 

あぁぁぁぁんらぁぁぁぁまぁぁぁ〜〜!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シーン…

 

 

 

 

 

 

ん?

 

何で静かなの?

 

一緒に読み聞かせする同級生も

「いや…」と言わんばかりの顔をしている。

 

 

最初は何が起こっているか全く分からなかった。

訳の分からないまま読み聞かせを終了し、教室をあとにする。

授業も手につかない。ドッジボールも手につかない。

 

 

 

しばらくして冷静になり、

客観的に状況を整理し1つの結論を導き出す。

 

 

 

 

もしかして、めちゃくちゃスべった…?

 

 

 

 

 

 

齢11にして初めての挫折である。

伸びに伸びきった鼻が見るも無惨に折られてしまった。

 

 

 

 

松本人志もスべる時はスべるし

イチローも三振する。

マーク・ハントもたまにKOされる。

 

 

 

しかし、分かっていても小学生に大スべりの経験は重すぎる。

人間は調子に乗り過ぎては行けない。

盛者必衰である。

 

小学生にして僕は境地にたどり着いたのである。

笑いは謙虚であれ。

 

 

 

 

 

僕は今でも、そこそこスべる。

 

 

 

しかし「スべって何が悪いの?」と、つらっとする。

 

 

 

 

 

実は心の中で泣いている。

 

 

 

枕に顔をうずめて

うわああああああああぁぁぁって言うこともある。

 

 

 

 

 

みんなもスベっていこう。

 

 

僕はヒーローにはなれない

 

 

女子にキャーキャー言われたい

男の性である。

 

当然だが、キャーキャー言われる人間なんてほんのひと握りである。

女性からは悲鳴でしか言われた試しがない。

 

ちなみに男からは「ウォォオオオオオ」と獣のような唸り声をあげられたことはある。

 

 

そのぐらい限られた人間にしか与えられない称号なのだ。こんなブログ読んでいる貴方もどうせ経験はないでしょう。お願いだからないと言ってくれ。

 

 

 

思い返すと学生時代だったら

リレーのアンカー。

最後ごぼう抜きして1位になった試しにゃ、

女子達の目はハートになり、

 

あんなにハチマキが似合う青年はこの世に存在しなくなる。

ストリートファイターリュウかリレーのアンカーかである。

 

 

残念ながら僕はそんな運動神経のいい人間ではなかったのでそれは叶わなかった。

ゴールしたアンカーにすぐに駆け寄って『俺はこいつの友達なんだ』と周りに一軍アピールすることしか出来ない人間であった。

 

 

しかし、人生で1度だけキャーキャーチャンスがあった。

 

 

 

 

 

 

中学校時代の球技大会である。

 

僕の中学の球技大会は

男子がサッカー、女子がバレー(だったと思う)をクラス対抗で行い、優勝を決めるという形式で行われる。

 

 

 

あいにく中学にはサッカー部がなかったので、球技大会でよくある『当該運動部が手を抜きながらちょっと魅せプレイをする』というクソイベントも発生せず、ある程度実力が拮抗しやすい行事であった。

 

 

基本的に全員参加で

クラスの中でAチーム、Bチーム、Cチームと

3チームくらい作ってそれぞれのクラスと総当りするシステム。

 

 

それだけでなく、最終試合はその中でも、クラス選抜チームを作って戦う。

 

 

つまり言ってしまえば各部活の運動神経がいい人達を集めたオールスター戦である。

 

 

 

田舎の中学なもんで、クラスの人数も多い訳では無いので、たまたま僕がその選抜メンバーに選ばれてしまった。

 

 

バスケ部だったし、球技は割と得意であったが、サッカーだけは苦手だった。

 

なんならあんまりサッカーが好きではなかった。

 

当時は、岡田ジャパンのワールドカップイナズマイレブンのヒットでサッカー人気が非常に高かったのできっと嫉妬していたのだろう。

 

トリコがあれだけパンチが必殺技だったのに突然「レッグフォーク!」とキックを使いだした時も心底ガッカリしたのを覚えている。しかもめちゃくちゃキックが強い。

 

 

話が逸れてしまったが、選抜メンバーに選ばれたとはいえ

ポジションは当然ディフェンダー

一切攻撃には参加せず、とにかく守りに徹する役目である。

攻めろと言われたところで出来ないのでそれはそれで良かったが。

 

 

 

なんだかんだ当日

我々のクラスの成績が良くて、最後の選抜試合を勝ったら優勝のところまで来てしまった。

 

1日を通して行われるので、既に何試合も行っており、

みんな心なしか小麦色に焼けて、足元は砂だらけ。青春である。

 

優勝決定戦ということもあり、

学年全員がコートを囲む様に集まる。

当然試合前から大盛り上がりである。

イケてる女子達もオーバーサイズの半ズボンで立っている。

当時は腰パンが全盛期である。

 

 

対戦相手も

陸上部やら野球部やら

運動自慢が集結している。

 

 

 

立っているだけで倒れてしまいそうな熱気の中、試合のホイッスルがなり響く。

 

 

相手チームの生徒会長が自陣に攻めてくる。

どうやら彼を止めるのが僕の仕事のようだ。

 

 

バスケのフットワークを生かし、相手をシャットアウト。

 

ハンドボール用のゴールで試合は行われているため、試合は拮抗する。

 

先に一点決めた方が試合に勝つ、

選手も観衆もそう感じていただろう。

 

 

優勝が決まる1戦ということもあり、前半はどちらも攻めあぐみ、0-0のまま後半に突入する。

 

 

 

そんな中

生徒会長がまた攻めてくる。

 

既に学校内で確固たる地位を築いているくせに

こんな所でさらに評価をあげさせてたまるか

 

底辺魂が僕を動かす。生徒会長と体をぶつける。

 

 

バランスを崩す。

 

咄嗟にボールを触る。

 

 

 

 

ん?触る?

 

 

ピー

 

 

 

 

審判が近付き

「ハンド」

 

 

 

 

 

 

やってしまった。

 

この位置は、自陣のいわゆるペナルティエリア内。

ここでハンドをしてしまうと、

 

PKになる。

 

 

優勝決定戦、終盤、PK

 

 

つまり極刑である。

 

 

 

それは絶対に許されない。あれだけ盛り上がっていた観衆が一気に静まり返る。

 

咄嗟に足を庇う振りをする。

バランスを崩されたんだ、押されたんだ、あしをかけられたんだ、

そうアピールするように

 

審判、頼む

何でもしますから

目で訴えかける

 

 

 

審判「いや、ハンドの前に攻撃側のファウルだ」

 

 

 

 

審判は絶対である。

僕はただファウルされただけである。

ついバスケのクセでボールを触ってしまったのではないのである。

 

暑さによる汗なのか、冷や汗なのか、分からない液体を拭って試合は再開となる。

 

 

難を逃れたもののこちらが攻め込まれてるのは事実。

相手はどんどん攻撃に人数を割いていく。

 

また、シュートを打ち込まれる。

自陣のゴールキーパーがキャッチする。

こちらのキーパーは同じ部活で親友のMである。

 

 

このタイミングで僕はあることに気付く。

 

 

 

 

相手の陣地がガラ空きなのである。

攻撃に集中しすぎて守備が疎かになっていたのである。

 

咄嗟に僕はMと目配せをし、相手ゴールに向かって走り出す。

 

試合を通して一回も攻撃に参加していなかった僕が突然走り出したので、相手は完全に意表をつかれている。

 

 

オフサイドも無いルールなのでギンガ独走。

長友もびっくりのオーバーラップである。

 

 

Mがボールを大きく前に蹴り出す。

完璧な軌道である。

 

 

相手陣地には相手ゴールキーパーと僕しかいない。

 

相手のキーパーは普段はハンドボール部のキーパーをやっている。正直決められる自信はない。

 

しかし残り時間、この状況、今決めないでいつ決めるんだ。俺がヒーローになるんだ。

 

作戦はこうだ。

ボールに追いつき、相手の脇を狙い落ち着いて決める。

 

 

 

 

相手キーパーも僕が迫ってきている事に気が付き、かかってこいと言わんばかりにこちらに意識を向けてきた。

 

だが俺は絶対に決める。

 

このチャンスを物にするんだ。

 

Mが蹴り出した完璧なボールは

僕とキーパーの中間でワンバウンド。

 

あとは僕がそれに追い…

 

 

 

 

 

ボイ〜ン

 

 

 

 

 

ワンバウンドしたMのボールは大きく跳ね上がり、キーパーの頭上を越える

 

 

 

 

ファサッ

 

 

 

 

そのままゴールネットを揺らす

 

 

 

 

 

ゴール

 

 

 

 

Mはヒーローになりました。

 

 

 

試合はそのまま1-0で勝利し、見事我々のクラスは優勝となった。

 

 

相手エリアまで走った僕は手持ち無沙汰になってしまったので、

そのままサイドライン沿いに並んで応援しているクラスメイトと、ハイタッチをしながら自陣に戻る。

 

ただのシャトルランである。

 

 

 

未だに思う。

あそこで僕がシュートを決めていたら

人生が変わっていたかもしれない。

 

 

 

ひとつだけ言えるのは

 

次の年の球技大会で、たまたまヘディングシュートでゴールを決めたら周りから笑いが巻き起こった、ということである

 

 

僕はヒーローにはなれない

 

 

バイト

 

こんばんは

 

 

 

学生ってお金ないですよね

 

 

僕は大学の4年間で4年間金欠でした。

 

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1週間を180円で過ごしたこともありますし、

 

 

パン粉をスプーンで食べて飢えを凌いだこともありますし、

 

何も食べていないのに

「ごちそうさまでした!」と言うことで

一食としてカウントしたこともあります。

 

 

まぁそんな生活をいつまでも続けるわけには行きません。

 

当然ですが、金欠を解決するためにはお金を稼がないといけません。

 

ですので、大学2年生からアルバイトを始めました。

 

 

 

なんで1年生からやってないのかということは聞かないでください。怠惰です。

 

 

 

まぁ欲しいものがあったわけでもないので

 

とりあえず最低限の生活と、友達と遊ぶのに困らないくらいの費用が確保できれば良かったのです。

 

 

実際いくつかバイトやったんですけど

 

 

一番長く働いていたのは

 

 

バーベキュー場でのバイト

 

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です。

 

あまり詳しく書くとアレですが、

 

ビルの屋上に設置された、ビアガーデンとバーベキュー場の中間のような施設でバイトをしていました。

 

 

 

お酒を作ったり、火を起こして炭を準備するなどが主な業務内容でした。

 

 

土日や夏休みはとんでもなく忙しいですが、平日は一日通して客が0人もザラにあるので正直かなり楽ちんでした。

 

飲食店でもないので、接客もゆるーくテキトーでも全然

 

まぁ、一見すると楽しそうですし、僕自身も割と楽しみながら仕事をしていました。

 

 

 

 

 

職場のメンバーなんですが

 

 

基本的に店長のおじさん以外は同世代の大学生アルバイト十数人で構成されていました。

 

 

 

当然ですがこのようなアルバイトに集まってくるのは、、、

 

 

 

 

 

 

そう、、、

 

 

 

 

 

陽キャです

 

 

 

 

 

 

大学でも名の知れたオーランサークルの人達であったり、ゴリゴリのギャルなどがいました。

 

 

 

 

皆さん、

僕はどうでしょうか?

 

 

 

 

 

 

陰キャです

 

 

 

 

 

 

 

陰キャに見せかけた陰キャです。

 

 

 

 

 

 

 

例えば僕みたいな人間ですと、

アルバイトで暇な時間は

 

 

「まぁ、せっかく給料出てるし暇だから掃除でもしとくか…」

 

 

 

 

 

となります

 

 

 

 

 

 

それではダメです。

 

 

 

陽キャの隙間時間は

 

 

ヤニ休憩です

 

 

 

 

 

陽キャ副流煙を吐いている時に、僕は床を掃いています、やかましいわ

 

 

 

 

 

というか陽キャは隙間時間じゃなくてもヤニ休憩に行きます。

 

 

 

 

そんな普段決して相容れない僕らですが、結局同世代ですし意外と仲は良かったというのも事実です。

 

事実なはずです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とある日のシフトは朝からでした。

 

事務所につくと同じシフトのバイト達がえらく疲れている顔をしていました。

 

 

 

バイトA「いやーマジ飲みすぎたw」

 

 

バイトB「それなー二日酔いやべ~」

 

 

 

 

バイトAとバイトBは高校の同級生らしい。

昨日も飲んでたみたいだな。

 

 

 

 

 

バイトA「てかCちゃんもマジおもろかったよな~」

 

 

バイトB「それな~www」

 

 

 

 

 

 

あれ?Cちゃんってここのバイトの子だな

 

 

 

 

バイトA「あ、あとDさんゼミ間に合ったらしいよw」

 

 

バイトB「ガンダしてたからな~www」

 

 

 

 

あれ?Dさんってここのバイトの先輩だな

 

 

 

 

 

 

 

 

もしかしてバイトのみんなで朝まで飲んでた…?

 

 

 

 

 

 

いや、でも

 

その時シフトが一緒だった人達でバイト終わりに行ったのだろう

 

 

クローズが22時過ぎることが多いから、ふだんあんまりそんなことないけど

 

 

 

 

 

まぁそういう時もあるか

 

 

危ない、危ない

ハブられてるかと思った

 

 

 

僕は陽キャとも比較的対等に話すことができるのでそんなことないのです。

 

 

 

 

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そして数か月後のある仕事中

 

 

 

 

 

後輩E「いや~ギンガさん、あれだるくないですか?」

 

僕「ん?なんだっけ?」

 

 

後輩E「いや、今度の土曜日バイトのみんなでバーベキューしようってなってるじゃないですか~あんま行きたくないんすよね~」

 

 

 

 

ん?

 

全くそんな話聞いてないぞ

 

 

 

 

僕「あ、ああ、、、あれね!ちょうどサークルのライブ近くてさ~俺はいかないかな~」

 

 

 

咄嗟に相槌を打つ

 

まだ正直状況が整理できてない

 

 

 

そうしてると店長が僕を呼ぶ

 

 

 

 

 

 

 

店長「おーい、あのさ今度の土曜日なんだけどさ」

 

 

 

 

 

ああ、ようやく誘いの連絡か

 

予定が決まってるのならもっと早く教えてくれれば良かったのに

 

 

 

 

 

僕「はい!」

 

 

 

 

 

 

 

店長「なんか全員シフト合わないみたいで入ってもらえない?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いや、ワイはぶられとるやんけ

 

 

 

 

この受け入れ難い現実

 

 

 

仲良くやっていたはず

 

 

 

何かが悪かったのか?

 

 

いや、悪くないからこそなのか?

 

 

 

分からない

 

 

 

 

 

 

分からない

 

 

 

 

 

 

 

自問自答

 

 

 

 

 

 

 

 

そして僕は

 

 

 

 

 

 

 

 

土曜日に店長と2人で働いた

 

 

 

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別に辞めるつもりはなかったのですが

 

 

たまたま時給1400円の年賀状のバイトを見つけてしまい、4年生の時はそこで働いてたので

 

2年間でバーベキュー場は辞めてしまいました

 

 

 

 

そんな肉も心も焦がす思い出でした。

 

 

 

 

おやすみ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

気にしすぎ男

 

こんばんは

 

 

 

 

もう暑くなってきましたね。

 

 

ここ最近、乃木坂好きなんですよ、

今更なんですけど

 

 

 

 

2022年になってから

ふと何の気なしに動画を見てたらいつの間にかハマってました

 

 

 

 

それで昨日

メンバーの樋口日奈さんの写真集が発売されたんですよ

 

 

 

 

樋口さん初期メンバーなんですけど

正直、知名度は中心メンバーに比べたらそんなに高くないかもしれないです

 

 

初期はあんまり選抜に選ばれてませんし

 

 

それでも

非常に明朗快活で

画面越しでは性格も凄い良くて

 

僕よりも詳しい人は沢山いるでしょうけど

 

嫌いという方はほぼ居ないんじゃないかってくらい素敵な方だと思います

 

 

 

 

そんな樋口さんが写真集を出すということで、

少しでも売り上げに貢献出来たら、

と思い人生で初めて写真集を買いに本屋さんへ足を運びました

 

 

仕事の休憩時間に買いに行ったので、スーツのまま入店。

 

 

 

普段そこまで本屋行く訳でもないので、ウロウロしながら芸能のコーナーに行くと

 

 

ありました、写真集

 

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昨日発売ということもあり、

1番わかりやすい位置に表紙がしっかりと見えるように陳列されていました

 

 

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よし、

 

写真集を手に取り

レジに向かう

 

 

 

 

 

 

(あれ、なんか恥ずかしくなってきたな)

 

 

 

 

 

 

急な羞恥心が僕を襲います

 

 

 

生き恥の権化みたいな男が何を言ってるんだと思うでしょうが、

 

スーツと髪型をビシッと決めた、

おじさんになりかけの男がアイドルの写真集買うのは結構客観的に見てキツイです

 

 

 

 

落ち着くために一旦写真集を元の位置に戻す

 

 

 

 

 

 

どうしよう…

 

 

 

 

 

 

モタモタしているとお昼の時間が終わってしまう

 

 

 

 

 

 

はっ!

 

 

 

そうだ、僕

いや、僕達にはあの技があるじゃないか

 

 

 

 

必殺

 

 

関係ない本でカモフラージュ

 

 

 

 

 

 

芸能コーナーの隣に目をやると

 

そこには趣味コーナー

 

 

 

あるではないか

 

 

 

 

Guitar magazine

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これを同時に購入することで表紙を隠しつつ

レジに出すことが出来る

 

 

 

先人達の知恵は素晴らしいものだ

 

 

 

野口五郎もこんな理由で買われるとは思いもしなかっただろう

 

 

 

手に取ってみると大きさも写真集とぴったし

 

そして写真集のタイトル

 

「恋人のように」

 

対するギターマガジンの副題

 

「もっと恋する歌謡曲

 

 

 

もうカモフラージュするために発刊されたようなものである

 

 

 

 

 

二冊を小脇にかかえ、レジに向かう

 

 

 

 

当然、上はギターマガジン

 

下が写真集である

 

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これでかんぺ…

 

 

 

 

 

いや、待てよ…

 

 

 

 

 

 

これって勘のいい本屋さんだったら

 

 

 

 

あからさま過ぎて

「カモフラージュ」という事がバレる…?

 

 

 

 

 

ここで僕の気にしすぎ病が発症します。

 

 

 

こうなったら疑心暗鬼です、

 

 

 

 

(もう1冊買い足すか…?)

 

 

(いや、流石に無駄遣い過ぎる)

 

 

(ギタマガじゃない方が…)

 

 

(じゃあ何を選べと言うんだ)

 

 

 

 

頭の中で天使と悪魔が囁き合う

 

 

果たしてこの場合どっちが天使でどっちが悪魔なのかは定かではないが

 

 

 

時間だけが刻々と進む

 

 

決断の時間は迫る

 

 

 

 

 

 

よし!決めた!

 

 

 

 

 

ギンガの下した決断は…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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写真集を上、ギタマガを下にして買いました

 

 

 

 

 

 

もう自分でもよく分からないです

 

 

 

店員の裏の裏をかいた結果

 

「あえて」写真集を上にするのが最適解だと考えました

 

 

 

 

 

 

 

つまりギターマガジンは別に買う必要はありませんでした

 

 

 

 

なんなら店員さんも男でしたし

 

すっと会計は終わりました

 

 

 

 

 

 

僕みたいな生きづらい人間はネットショッピングしましょう

 

 

 

 

 



 

切磋琢磨なんてもんじゃない

こんばんは

 

 

 

 

 

少し前の記事でもお話したことあると思うんですけど

 

僕は中高生の頃「スマイレージ」というアイドルが好きだったんですね。

 

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元々は4人組のアイドルで

2010年にはレコード大賞の最優秀新人賞を受賞しているようなまさにザ・アイドル、

いや、ジ・アイドルでした。

 

そんな一見、順風満帆に見えていたスマイレージですが

 

1番人気のある子と1番歌の上手かった子が立て続けに卒業してしまいました。

 

追加でメンバーを入れますが、加入当時はお世辞にも人気が出そうな子達とは言い難く、

 

華やかなアイドル道から一転、ドン底に落ちてしまいました。

 

 

僕は変わらず応援はしていましたが、

アイドル業界の完全人気社会という非情な現実を感じざるを得ませんでした。

 

 

ですが、そこで潰れないのが一流アイドル。

 

 

大手のアイドルグループがキャパが桁違いなドームやアリーナでライブをしている中、

プライドを捨て、全国の小さいライブハウスを行脚してライブを行ったのです。

 

着実に実力は磨かれ、

それと共にメンバーも少しづつ垢抜ける。

 

 

最終的には、当時のアイドルの中でパフォーマンスレベルが頭一つ抜けた存在となってました。

 

 

 

そんなスマイレージなのですが、

 

地元のイベントに出演するとの情報を入手しました。

 

僕がちょうど高校一年生の秋頃だったと思います。

 

 

 

グループの中に群馬県出身メンバーが二人いたという事もあり、

時々群馬でイベントやライブが開催されていたのです。

 

 

 

 

今回は某大手家電量販店が主催のイベントで、その中のライブステージにスマイレージが出演するとの事でした。

 

なんと入場無料。

 

 

これは行くしかないと息巻く。

 

 

 

 

田舎の高校生にとってはライブに行く機会も年に数回程しかありません、時間もお金もないので。

なので当日が楽しみで楽しみで

 

授業中もソワソワ

 

勉強が手につかない毎日(有頂天Love

 

 

 

観覧するには先着の整理券が必要とのことなので地元民の特権を使い、

当日の朝から会場に足を運び、列に並ぶ

 

長蛇の列が形成される中、

数時間待っていると整理券ゲット

 

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前から5列目ということで十分過ぎるくらい良席を手にすることが出来ました。

 

 

あとはライブを楽しむだけ!

 

と言いたいところですが、開始までまだ時間がありました。

 

 

大きなイベントで露店や特設ブースなどが色々と出店されており、すこし楽しみながら、上手く時間を潰していました。

 

いい感じに時間が経過したので、

少し早めにライブが行われるステージ前で待機していました。

 

 

 

 

当然といえば当然なんですが、

 

このステージでは他のアーティストもライブを行うようでした。

 

 

いわゆる対バンってやつですね。

 

 

バンドとかアイドルのライブでは、対バンがしばしば行われます。尺の都合、集客の安定、お互いのファンを共有、などアイドルにとっても客にとってもメリットがあるのが対バンです。

 

当然お互いの実力をぶつけ合う場でもあります。

 

 

当時スマイレージは、その高いパフォーマンスで対バン負けなしと噂されていて、

他のアイドルのファン達を取り込んでいくのも一種の楽しみとなっているくらいでした。

 

 

 

どうやら今回は、スマイレージの前に誰かがライブするようです。

 

ステージではスタッフさんが忙しなく準備をしています。

 

 

 

さて、

一体対バン相手は誰なんだろうか

 

 

スケジュールが書かれたチラシを確認すると

 

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細川たかし

 

 

 

 

 

 

 

 

いや、誰呼んでるのよ

 

 

ジャンルが違いすぎやせんかね。

 

 

 

 

 

戸惑いが隠し切れませんが、平静を取り戻す。

 

運営の狙いはよく分からないけれども

 

あくまで僕はスマイレージを見に来ています。

 

 

 

 

決してこんな生え際が独特なおじさんのライブを見に来たわけではありません。

 

 

僕はスマイレージを観たい気持ちが抑えられません。

 

 

高級そうな着物を身にまとってステージに姿を見せた細川たかしに心の中で罵詈雑言を浴びせます。

 

 

こちとらレコード大賞最優秀新人賞のスーパーアイドルやぞ!

 

さっさと終わってスマイレージに舞台を渡せ!!!!

 

 

 

 

 

 

 

細川たかしライブ開始

 

 

一曲目

 

北酒場(1982年 レコード大賞 大賞)

 

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申し訳ございませんでした。

 

 

1曲目から異次元の歌唱力、表現力に圧倒されました。

 

僕らの世代だと、はねるのトびらで秋山森之進が歌っていたKATーTUNを覚える曲と言ったら分かりやすいと、、、思うよ〜

 

 

 

少し堅苦しいイメージのある演歌を歌謡曲・JPOPに噛み砕いたような、

僕ら若者でも酒場の情景が浮かんできて思わず心を許す、紛れもない名曲です。

 

 

 

 

いきなり気圧されてしまいましたが

僕はまだまだ負けません

 

なぜならスマイレージを見に来たからです

 

 

1曲目でそんな代表曲を歌っちゃって果たして大丈夫なのか??

 

ちゃんとセトリ考えた方がいいんじゃないか〜!!!

 

あのスマイレージが後に控えてるんだぞ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

二曲目

 

 

心のこり(1975年 レコード大賞 最優秀新人賞)

 

 

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誠に申し訳ございませんでした。

 

 

 

細川たかしさんのデビュー曲であり、

 

「私バカよね」という耳に残りやすい歌い出しで大ヒットした曲です。

 

調べたところ、オリコンシングルチャートで1位から10位まで全てランクインした曲であり

 

 

心のこり以降この記録を達成したのはSMAPの「世界に一つだけの花」だけだそうです。

 

 

 

 

いやいやいや、

 

とは言いましても

 

まだまだ負けません

 

なぜなら早くスマイレージが観たいからです。

 

 

 

いくらなんでもちょっと飛ばし過ぎではないですか?

 

まだまだお時間の方が沢山残ってますよ笑

 

時間余らせるくらいだったら!

 

スマイレージと変わってもらってもいいんですよ!!!

 

 

 

 

 

 

三曲目

 

矢切の渡し(1983年 レコード大賞 大賞) 

 

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大変申し訳ございませんでした。

 

 

 

 

 

2年連続でレコード大賞の大賞を受賞した際の曲でございます。

 

前作「北酒場」に続くシングルで、

 

発売したシングル盤が2作連続して日本レコード大賞を受賞というのは現在においても細川たかし様のみでございます。(Wikipedia参照)

 

 

 

 

というかこれ無料ライブなんですけど…

 

 

お金を出さないでこんなに豪華な曲を聴いているという状況にもはや申し訳なくなってきたので、

 

もうそろそろ終わりにした方が…

 

 

 

 

 

 

四曲目

 

浪花節だよ人生は(1984レコード大賞 最優秀歌唱賞) 

 

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もうやめて!とっくにギンガのライフは0よ!

 

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杏子もドン引きです

 

普通にエクゾディア揃えられている気分です。

 

 

 

日本だけでなく中国や台湾でもカバーされている名曲です。

 

 

というか受賞しすぎでは。

 

 

このぐらいの時間になってくると、スマイレージのファン達も「ハハハ…」と笑うことしか出来なくなっている。

 

 

 

 

もう正直にいいます。

 

これ以上スマイレージを虐めないでください。

 

お願いです。

 

 

早く終わりにして下さい!!!

 

 

 

 

 

 

五曲目

 

 

望郷じょんから(第46回紅白歌合戦 大トリ曲)

 

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対戦ありがとうございました。

 

もはや日本歌謡界の代表曲

 

ラスボスが降臨してしまいました。

 

ご存知ない方はちょっとこちらで試しに聴いてみてください

 

こんなの生で聴かされて、何も感じない方がおかしいです。

 

 

 

鳥肌どころでは無いです。

鳥肌の向こう側、体の中の柔毛までビンビンに立っている気がしました。

 

 

 

 

 

興奮冷め止まぬ中、これで細川たかし様のライブは終了。

 

 

 

人って圧倒され過ぎると呼吸を忘れるんですね。

 

整理券を持つ手が微かに震えていたのを覚えています。

 

 

 

 

いやぁ〜〜〜いいものを見てしまった。

 

 

 

これはほんとに貴重な時間だったなぁ。

 

 

 

 

さーて、帰ろうかな

 

 

 

 

 

 

あれ?何しに来たんだっけ???

 

 

 

 

 

その後の記憶はありません。

 

 

 

 

 

皆さんも対バンする時はお相手選びを慎重に。

 

 

 

 

 

 

バスケを辞めたら教祖になった話

こんばんは

 

気付いたら先週で25歳になってました。

 

 

 

 

 

 

今回は嘘みたいな話をしようと思います。

信じるか信じないかはあなた次第です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

僕はこう見えてバスケットをやっていました。

 

 

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父親が学生時代にやっていたこともあり

父の社会人チームに4歳くらいからついて行き、

バスケを始めました。

 

庭にはバスケットゴールを置いてもらい、日が暮れるまで毎日練習

 

 

家でもスラムダンクを読み漁り、NBAの選手名鑑を眺めているようなバスケットマンでした。

 

 

 

僕の住んでいた地域自体は、バスケは全然強くはなかったですが、

ミニバスではキャプテンをやったり、

中学では県ベスト8にいったり、

市の最優秀選手に選ばれたりしていました。

 

 

 

 

 

当然高校でもバスケを続けるつもりでした。

 

 

しかし、僕が入学する事になった高校はいわゆる強豪校で、

僕が入学した年は、特に県内でも有名な方々が集まっていました

 

 

高校の入学式を終えて、部活のオリエンテーション期間で

バスケ部の風景を見学しに行き、そのレベルを目の当たりにして

 

 

 

 

 

あ、これは試合出れんわ

 

 

 

すぐに察しました

 

運動神経が格別良い訳でもなく

身長もめちゃデカい訳でもないので

 

自分の限界は何となく理解していて、

そんな中に入っていく勇気は僕にはありませんでした。

 

という訳で高校ではバスケ部には入りませんでした。

 

つまり中3の夏で僕のバスケ人生は終わりを告げたのです。

 

 

中3だと15歳なので、

 

なんと10年前。

 

 

 

未だにバスケを辞めてから10年も経ってしまったなんて信じられません。

 

 

正直当時は結構悩んでいたので、通学の時に聴いていた音楽は今でもそんなに好きではないです。

 

 

そして、他の部活を探すことになるのですが、

運動部に入ろうにも今までバスケしかしてこなかったので、自分が他のスポーツをしている姿が想像出来ませんでした。

 

 

という訳で色んな文化部に入ることにしました。

兼部もOKという事で楽しそうなものは色々入りました。

 

 

まず、和太鼓部

 

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オープンスクールの時に演奏を披露してもらって

 

「かっけぇな〜」

 

と兼ねてから思っていたのと

かなりハードで運動系文化部といった感じで、僕みたいな運動部かぶれにはぴったしでした。

 

 

県内の和太鼓部の数は多い訳では無いですけど、

高一の時は全国大会に出たり

 

僕らがメインの年では関東大会で銀賞を取ったりしましたし、

 

県内のお祭りやイベントには引っ張りだこでした。

 

 

後輩達は、台湾で演奏したり、ラグビーのワールドカップの開会式て演奏してたりしたみたいです。

 

 

正直、和太鼓部だけでも十分高校生活を謳歌出来たのですが、せっかくならと他にも入部しました。

 

 

次はJRC

 

 

junior red cross(青少年赤十字)部です。

 

 

本来はボランティアなどをする部活です。本来は。

 

 

しかしボランティア活動なんてものは年に1回くらいで、基本的にろくな事をしていませんでした。

 

決して犯罪を犯していた訳ではない(と信じたい)ですが

警察を呼ばれたことや、反省文を書いたこともあります。

 

JRC部の活動だけで色々書けてしまうので、また後日(時効)になったらお話できたらと思います。

 

 

ちなみにJRC部は数年前に廃部になったそうです。残当です。

 

 

 

 

 

そんな学校の癌であった僕ですが、

 

 

 

 

 

 

実は生徒会にも所属していました。

 

 

まさかの遠隔転移、ステージIVです。

 

 

 

 

本来生徒会には、面接を受けて突破し無ければ、所属することは出来ないのですが

 

僕が希望した時期が少し遅かった事もあり、

 

当時の生徒会長に

 

 

 

「名前がかっこいいから合格」

 

 

 

と言われ所属が決まりました。

 

僕の名前は、たまにこのような効力を発揮します。

 

 

 

経緯は何であれ、生徒会ですので、普段の集会や様々な学校行事等を運営することになります。

 

 

そんな中ある事に僕は気付きます。

 

 

 

 

 

 

この学校を支配している人がいる。

 

 

 

 

 

校長先生のような類ではない。

 

 

もっと

 

もっと言い表せない何かが。

 

 

 

 

 

 

そしてある日僕は発見する。

 

 

 

 

 

オーイエ教の存在を。

 

 

 

 

薄汚れた部室棟の中に

肩まで長く伸びた髪に、髭を蓄えた先輩がいました。

 

その方はオーイエ教の教祖だと言うのです。

 

 

オーイエの正装は

 

良く言えば

 

 

『全ての祖、アダム』

 

 

 

 

悪く言えば

 

 

 

はっぱ隊

 

 

 

チ〇コップとも呼ばれていました。

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あとはだいたい想像してください。

 

 

そんな教祖が学校行事等の要所に颯爽と姿を現し、

全校生徒1000人をオーイエの儀式と共に導く。

 

 

 

 

そしてこの教祖は代々受け継がれており、

現在は122代目とのこと。

 

 

 

この異様とも呼べる状況に、追いつかない理解と同時に、興味が溢れ出てきました。

 

僕はその122代目教祖に着いて行くことを決心しました。

 

 

 

 

 

 

半年間ほど苦楽を共にすると、122代目はある日僕に告げました。

 

 

 

 

 

私はもう引退だ。

君が今日から教祖だ。

 

オーイエ教 83代目 教祖だ。

 

 

 

 

 

 

 

なぜ123代目では無いのか

 

そんな疑問は野暮なのだろう。

 

 

 

こうして僕はオーイエ教の教祖になりました。

 

 

 

 

教祖になってからは生活が一変しました。

 

 

 

 

朝、校門の前に立ち、

挨拶をしない生徒に対し激怒する野球部の体育教官は

僕を目の当たりにすると

 

「教祖様、おはようございます」

 

と頭を下げる。

 

 

 

名前も知らない後輩達にも

「教祖だ」と指を指され、

 

近隣の高校の生徒に

「オーイエ教って何ですか?」ってめちゃくちゃ聞かれる。

 

 

 

 

それだけではなく、僕の影武者として、当時の校長に僕の体育着を着せて体育館のステージに立たせたこともある。

 

 

 

なぜか僕ののぼり旗が出来る。

 

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卒業文集のようなもので

生徒会長を差し置いて僕の文章が1番最後に使われる。

 

 

 

 

挙げればキリがないですが、

 

気付いたら僕は学校中の全てを支配していました。

 

 

 

 

 

しかし1年が経ち、任期を終えて次の世代にオーイエのバトンを繋ぐ時期になりました。

 

 

大き過ぎる権力に溺れる事無く、普通の人間に戻る

という意味も込めた1年という短い任期なのだとその時悟りました。

 

 

幸いにも、僕の姿を見て着いてきてくれた後輩達がいました。

そんな彼らに向かって僕は告げました。

 

 

 

 

君たちは、今日から174代目 教祖だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

以上、僕の高校生活でした。

 

 

僕も何を書いているかよく分かっていません。

 

 

 

バスケを辞めたことを後悔していないと言ったら嘘になりますが、なんか結果面白い高校生活になりました。

 

 

1年くらいだったら皆さんも教祖をやってみてもいいのかもしれません。

 

 

 

コロナでオーイエ教も無くなってるんだろうな。

 

 

 

おやすみなさい。

 

 

仁志松本のすべらない話

 

 

 

こんにちは

 

先週くらいから一気に暑くなりましたね。

 

 

外回りをするお仕事なので既にクラクラしてます。

 

 

 

 

 

 

 

ふと、思い出したんですよね

 

 

ちょうど2年前は就活してたな〜と

 

 

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あっつい中スーツ着て、一日何社も選考に足を運ぶ毎日

 

 

 

僕の年の就活はいわゆる解禁日?経団連所属企業はが6月1日から選考を始めないといけないルールがあって

 

2年前の今頃は、その6月の山がちょうど終わった頃

 

 

 

おかげさまで内定もいくつか頂いて就活終わりかな〜

 

と思いつつも、就活サイトをチラチラ一応覗いてしまう

 

みたいな時期でしたね

 

 

 

 

そしてその日もポチポチ、とサイトを見ていると

 

あれ?この企業まだ選考してるんだ

 

 

 

普通に興味あったけど、タイミングとかの都合で、ESを出せてなかった企業の募集要項をみつけてしまう

 

 

 

 

 

せっかくなら応募しよう

 

ESを提出すると、

 

通過してしまい、次の選考に

 

 

 

ちょっとひと段落ついてしまった後なので、久し振りの面接でドキドキしながらも

 

 

 

朝起きて、シャワーをひと浴び

 

髪を乾かし、就活生っぽく前髪を上げてセット

 

ワックスだけだとすぐにヘタってしまうので、ケープでかっちり固める

 

ネクタイをしっかりと締めて、準備完了

 

 

 

家を出ると、まだ朝なのにもう暑い

 

これから満員電車に乗らないといけないのか、、、

 

 

当時は八王子の方に住んでいたので、都心に行くためには満員電車の京王線に30分くらい揺られないといけない

 

ため息をつきながら改札前に着くと

 

 

 

 

 

 

 

人身事故のため運転を見合わせております

 

 

 

 

 

 

 

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オーマイガー

 

 

 

 

 

これは非常にまずい

 

完全に電車は止まっていて

復旧の目処は立っていないとのこと

 

 

集合時間の15分前くらいに着くように動いていたので、一気に雲行きが怪しくなる

 

 

仮に人身事故だとしても、遅れたという事実がプラスに働く事はないじゃないですか

 

 

しかし、こういう時にまず行う事は、当然

 

 

人事部に連絡

 

 

 

幸いにも、当時の僕の最寄りにはモノレールが通っていて、乗り換えれば選考会場に向かえない事もない

しかし、遠回りなのは事実で急いで電話をかけようとする

 

 

 

 

あれ?電話番号が載ってない…

 

 

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募集要項やリマインドメールにも電話番号が載っていない

 

 

どうしようもないから、急いでメールを送ろう

 

 

 

モノレールに乗りながら、

正しいビジネスメールの打ち方もわからないまま、

とにかく文字を打ち込む

 

一刻も早く連絡をしなくては

 

 

 

猛スピードで

 

・人身事故で電車が止まっている事

・復旧の目処は立っていない事

・他の経路で向かっているが間に合うかわからないこと

 

上記3点を稚拙な文章と共に送信

 

 

 

人事部の方はすぐ見てくれるだろうか、

と不安もありつつ、

 

連絡はできたという事で、ひとまず安心

 

 

 

 

ホッと息を撫で下ろした時に

 

 

 

 

ふと思い出す

 

 

 

 

 

 

 

あれ?俺のメール変な名前で登録してた気がするな

 

 

 

 

 

 

 

就活の時って色々なサイトに登録するし、

メールも沢山来るので、スマホのメールアドレスであまり登録したくなかったんですよね

 

スマホ以外で持ってるアドレスというと、

中学時代に友達とかとメールする時に使ってたGmailだけ

 

当時は親にどうしてもケータイを買ってもらえなくて、パソコンでみんなとやり取りしてました

 

しかし、現在となっては、ほぼLINEしか使わないので

Gmailなんて何年も開いていない状態であり、就活で使用するアドレスになっていました

 

 

かといって、基本的にES提出や合否発表などは就活サイトの中で完結してしまうので、企業にメールを直接送る機会なんて一度もなかったんですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

僕のGmailの名前は松本仁志でした

 

 

 

 

 

皆さんお気付きでしょうが、僕の本名は松本仁志ではありません

 

中学時代に恐らくふざけて付けたのでしょう

 

あの有名な芸人さんとは微妙に漢字が違うってのが当時の僕のこだわりといったところでしょうか

 

 

 

 

 

 

 

とりあえず、そんな経緯はさておいて

 

もう既にメールは送信してしまっています

 

 

 

 

一番最悪なのは

企業側に

 

 

 

送り主:松本仁志

本文:お世話になっております。金井です。

 

 

となってしまう事です。

 

 

 

荒らしでしかありません。

 

 

ほぼジャルジャル

「おきんたまでかお」のコントと同じです。

 

 

 

 

 

冷や汗が止まらなくなってきたが

 

ここに来て冷静さを取り戻す

 

 

 

自分の登録名って相手側から見えないんじゃね?

 

 

 

例えば、

アドレス帳に田中さんを「たなかっち」で登録してても

 

相手側はそんなのわからないですよね

 

 

 

企業側のメールBOXには松本仁志なんて表示はされず、普通にメールアドレスが表示されるだけなんですよ

 

とんだ杞憂でした。

 

焦って損した〜笑笑

 

 

 

 

 

などと、脳内で大会議を行っていたタイミングで

 

企業からメールの返信が来ました。

 

 

 

 

 

 

急いで開封すると、

 

 

 

人身事故は大変ですね

ゆっくり来てください

 

 

という旨の内容でした。

 

 

 

 

よかった〜、、、

 

 

とりあえず選考に影響はなさそう

 

 

松本仁志に関しても言及されてないし、よかった

 

 

と、メールを下にフリックすると

 

 

 

返信元のメールが引用されてました

 

返信する時あるあるですね

 

 

ん?

 

 

あれ?

 

 

 

 

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あなたに会えて 本当に良かった

 

嬉しくて 嬉しくて

 

言葉にできない

 

 

 

 

 

 

 

頭の中で小田和正が流れ始めました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こうして僕の就活は終わりました。

 

 

 

 

しかも何がタチが悪いかというと

 

乗り換えとかめちゃくちゃダッシュしたら、

なんだかんだ集合時間に

間に合ってしまったんですよね。

 

 

 

 

 

「すみません、なんとか間に合いました」

 

 

と伝えた時に、採用担当の方がニヤけた気がしました

 

 

 

「松本仁志さん、間に合ったんですね笑」

 

 

 

そんな風に、言っている様でした。

 

 

 

 

 

 

皆さんも登録名には気を付けてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あと、この話のオチなんですが

 

 

 

 

結果内定もらえたんですよね

 

 

 

逆に印象に残ったんですかね

 

 

 

 

そういう意味ですべらない話でした

 

 

 

 

 

すべらんなぁ

 

 

言葉にできない

言葉にできない

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